配当父さんの配当再投資ブログ

日米の高配当株や連続増配株を買い、配当再投資でお金を増やす仕組みを作ります。

コト売りの観点からの投資先評価

配当父さんです。

 

コト売り(コト消費)って何?
最近やたらと「コト売り」「コト消費」という言葉を目にします。「コト売り」というのは、従来の「モノ」(商品)に対して「コト」(体験や役立つこと)を売るという意味合いのようです。消費者の立場からだと、「コト消費」ということです。

 

野外シネマもコト売り?
最近、野外シネマが人気のようです。映画は通常、映画館か家で観ることができます。スマホなどで、観ようと思えばどこでも観ることができます。それを野外で上映することで、消費者にとってプラスアルファの体験となるのです。単純に映画を観ること(モノ消費)、野外で自然の演出が加わり、お酒などを飲みながら、友人たちと時間を共有する、これが「コト消費」ということです。

 

モノ売りはガチンコの価格競争
ただ単純に従来の延長でモノだけを売る会社は価格競争の土俵でライバル企業と戦うことになります。どこで買っても同じであれば消費者は安いところで買うからです。家電販売業界は典型的な価格競争をしています。

 

投資先はコト売りをしている?
コト売りを取り入れることでライバル企業と異なる土俵を作ることが可能です。自分が投資している会社はモノ売りに終始していないか、ライバル企業との価格競争の土俵にいないか、そういう観点で投資先をチェックするのも面白いと思っています。

 

過度な競争が必要ない会社が投資先候補

JTなどの各たばこ会社は商品価格を値上げしてきています。世界的に、たばこは数社で寡占状態ですので、容易に値上げが可能です。

国内通信会社(NTT、NTTドコモ、KDDIなど)はライバル会社が限られており、こちらも寡占状態ですので価格コントロールはしやすい状況です。

 

最後に

東京海上ホールディングスについては、業界内で自動車保険の価格競争が始まっている感はありますが、業界内で確固たる地位を築いており、また海外売上も伸ばしています。2018年は特に自然災害が頻発していますので、支払保険金が多額になり、異常事態と言えるかもしれません。業績の影響が少なからずあるかもしれませんが、このような年が投資機会となり得ると思いますので、東京海上ホールディングスの株価動向を最近チェックしています。

 

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。