配当父さんの配当再投資ブログ

日米の高配当株や連続増配株を買い、配当再投資でお金を増やす仕組みを作ります。

シーゲル銘柄【ゼネラル・ミルズ分析】

配当父さんです。

 

ゼネラル・ミルズの株価が低調

ゼネラル・ミルズは米国の大手食品企業です。日本ではハーゲンダッツのアイスが一番なじみ深いと思いますが、多くのブランドを100か国以上で販売している会社です。ジェレミー・シーゲル博士の著書「株式投資の未来」で、高リターン上位20銘柄に入っており、いわゆるシーゲル銘柄と言われています。

 

2018年9月26日現在、ゼネラル・ミルズ(GIS)の株価が44ドル前後で推移しており、2016年の高値72ドルから40%近く下落しています。予想配当利回り約4.4%、予想PER14.7%と投資妙味が出てきていると考えており、しばらくチェックしている銘柄の一つです。

 

SBI証券で会社業績がある程度チェックできます。(トムソン・ロイター社提供データ)

 

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業績チェック

・売上高については、2017年5月期を底に、2018年5月期は0.77%増収、2019年5月期は8.64%の増収予想となっています。

 

・営業利益については2018年5月期を底に、2019年5月期は13.17%のプラス予想となっています。

 

・当期純利益については2018年5月期は前期比28.56%の増益、2019年5月期は前期比で14.78%のマイナスとなる予想のようです。

 

私としては、2019年5月期の予想は決して良くはないが、悪くもないという印象を持ちました。(増収、営業増益、最終減益という予想)

 

 

ペットフード大手を80億ドルで買収

ゼネラル・ミルズは米ペットフード大手のブルー・バファロー・ペット・プロダクツを総額80億ドル(約8500億円)で買収することで合意したと発表した。米国のペットブームを背景に新たな収益源に育てる狙いだ。ブルー・バファローは犬猫用に自然派、高品質をうたうプレミアペットフードを提供する。売上高は約11億ドル。米国では食品販売の伸びがほぼ横ばいにとどまるが、ペットフード市場は300億ドル規模で成長力があるとされる。(日本経済新聞2018年2月24日)

 

2018年5月期の売上高が157億ドルである会社(ゼネラル・ミルズ)が、80億ドルの会社を買収するということは、相当の投資と言えるでしょう。現状に危機感を抱いているからこその思い切った買収と思います。株価が低迷しているところをみると、市場は今のところ、この買収について、その効果について懐疑的だということでしょう。実際、既存の商品については他社ブランドに押され気味で売り上げを維持することが厳しい状況となっています。

 

 

株価低迷の今は買い場か?

2018年9月18日に発表した6~8月期の決算発表を受けて株価は10%近く下落しました。44ドル前後まで下がってきましたが、果たしてどこまで下げるのでしょうか。今回の大型買収によって、今後の配当政策に影響が出る可能性もあると思います。

連続増配14年、100年以上減配したことのないゼネラル・ミルズは、市場からは今のところ評価されていない状況にみえます。株価低迷が長ければ長いほど、株数を増やすチャンスが増えます。(これこそシーゲル博士の配当再投資の柱とも言えます) 長期でじっくり構えられる人にとっては、注目すべき銘柄であると言えるでしょう。 私は焦らず、もう少し様子見を続ける予定です。

 

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。