配当父さんです。
私が株式投資を始めた理由
私は株式投資歴10数年の素人兼業投資家です。10数年前、会社員生活に重大な危機感を抱き、株式投資を始めました。今まで株式投資の世界から退場せずに、一応ずっと居続けています。そして、これからは、さらに株式投資の世界に身を置く必要性・意義が高まると確信しています。
会社員が株式投資を行う必要性を説く前に、日本が置かれている現状を確認しておきます。
日本の残念な現状
我々が住む日本は、言うまでもありませんが、超少子化・超高齢化が背景にある、解決困難な問題が山積しています。
①社会保障制度(年金・医療)が持続困難であること
②経営者の高齢化で中小企業の廃業増加
③人口減少社会の到来で国力低下
他にもありますが、まとめると上記3つになると考えます。
上記①~③の政府の対応策として
①社会保障制度
⇒健康保険料引き上げ、高齢者の医療費実質負担増、厚生年金適用拡大
②中小企業の廃業増加
⇒事業承継税制の改正により、後継時の税負担をなくす形にする
③人口減少
⇒長期的視点での対応策は全く取っていない
いずれも根本的な見直しに入るべき時期だとは思うのですが、根本的に見直すとなると、当然痛みが伴うため、政治家たちは、見て見ぬふり、表面的な対応策に終始している感は否めません。
そして、深刻なのは、地方経済が疲弊してきていることです。特に災害があった地域、人口流出が止まらない地域。そういった地方は、中小企業者数の減少が止まらず、当然に雇用が失われる、負のスパイラルに入っています。
まずは、東京一極集中体制の見直しと、国・地方の行政縮小化(現在は無駄だらけ)を図る必要があると思います。
年金制度持続困難
現在のような年金制度が立ちいかなくなるのは時間の問題です。長寿化と労働力人口減少が想定を超えるスピードで進んでいるからです。
年金受給者の年金を一律何割カットとか、そういうことはできませんので、政府は年金制度の維持を図るために、下記の2点をとりあえずやろうとしています。
・厚生年金の適用拡大。(パート適用をさらに拡大)
・支給開始年齢を65歳から引き上げる。
厚生年金の適用拡大については厚生労働省が検討に入っているようで、すでに報道されています。長寿社会になったこと、労働力不足の現状からみても、将来的に支給開始年齢は70歳に近づくことになりそうです。
株式投資は必須アイテム
以上の社会的背景から、株式投資の必要性は高まっていると考えられます。
①給料が仮に上がっても、社会保険料等の上昇により手取り額は増えにくい。
②定年まで、その会社(仕事)があるとは限らない。(雇用が不安定)
③今後さらなる消費税増税、物価上昇で、支出が増加する可能性大。
労働収入の不安定化、物価上昇等による支出の増加をカバーするためには、何らかの副収入を得るという方法があります。現実に、不動産収入や配当金収入を得ている会社員の方がおられます。不動産投資に関しては、投資元本をどうやって確保するのか等の問題がありますので、私のような高収入ではない会社員の立場であれば、配当金収入を得ることが現実的ではないかと思います。
最後に
社会全体が必要以上に悲観的になると景気が悪化してしまいますが、今までのようには会社・国に頼れない時代が目の前まできていることは確かです。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。