配当父さんの配当再投資ブログ

日米の高配当株や連続増配株を買い、配当再投資でお金を増やす仕組みを作ります。

配当再投資戦略は【長期運用が基本中の基本】

米国株投資

日本でも容易に米国株が買える環境ということもあり、また、著名米国株投資ブロガーの方の影響もあり、米国株投資が広まってきているという感じがします。

私自身も影響を少なからず受けており、今年(2018年)より米国株投資を始めています。ちなみに日本株については2003年から始めています。

 

配当再投資戦略の教科書「株式投資の未来」
配当利回りは、米国株で比較的高い銘柄については5~6%、日本株については4~5%です。仮に100万円を投資するとなれば、米国株では年間配当は5~6万、日本株では4~5万ということになります。これを多いとみるか少ないとみるかは、個人差がありますし、銀行預金と比べれば圧倒的に多いということにはなります。短期でのキャピタルゲイン目的の投資であれば、配当金は眼中にないという方も多いと思います。

 

ジェレミー・シーゲル博士はその著書「株式投資の未来」で、米国株における配当再投資の優位性を繰り返し説いているわけですが、運用リターンの期間を1957年から2003年でみており、46年間の時間軸での膨大なデータを元に立証しているわけです。長期で投資(米国株投資)を考えられる人であれば、複利効果をあますことなく生かすことができると言えるでしょう。

 

持久戦

資産を増やすことだけに視点をおくと、配当再投資に適しているといわれるディフェンシブ銘柄の株価の動きが比較的まったりとしているために、投資のタイミングによっては、含み損をかかえることはよくあります。株式市場が好調なときほど、ディフェンシブ銘柄は置いてきぼりを食らうことがよくありますので、その状況に耐えられるかという問題があります。しかし、その含み損を抱えている状態が続いたとしても、その間も株数を継続的に増やしていき、配当金がその穴埋めをする役割を担うというわけです。

 

資産が少なければ継続的に追加入金をする

連続増配の企業に継続的に投資をすること、配当金を再投資することが、資産を着実に増やす方法なのですが、投資額10万円では税引後配当金は多くても4~5千円にとどまるため、配当金を再投資するにしても、4~5千円の投資金額では、手数料も割高ですし、日本株では買える銘柄がありません。投資額が少ない場合、配当再投資の効果が薄いのは明らかです。やはり投資額はそれなりに必要ということになります。資産が少ないのであれば、給与の一部を投資に回すなど、継続的に追加入金をする必要があると言えるでしょう。

 

ナンピン買いをする

投資の基本として損切りができないと駄目だという意見があります。配当再投資戦略においては、私はナンピン買いは基本だと考えています。ウォーレン・バフェット氏が、「極めて稀にみる、実益がある本」と評した「投資で一番大切な20の教え」(ハワード・マークス著・日本経済新聞社)の52頁に、こういう文章があります。

「バリュー投資家が最も高い利益をあげるのは、割安な資産を買い、まめにナンピン買いをしているうちに、価格が分析どおりに上昇した場合である。」

バリュー投資家にとっては、ナンピン買いは一概に駄目だということではなく、むしろ、適正に行うことが必要だということだと言えます。

 

まとめ

資産が少ない人が配当再投資をしようとしても、効果が薄いため、給与などを継続的に追加入金する必要があると言えます。追加入金ができないということであれば、配当再投資戦略ではなく、他の投資方法で資産をある程度まで増やすということも選択肢の一つと言えます。人生は有限ですので、20代の方と50代の方では投資の時間軸が異なります。配当再投資戦略は若いうちに始めた方が複利の効果が大きいことは明らかです。

 

 

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。