配当父さんです。
JT第2四半期決算、思ったほど悪くない
最大保有株であるJTの第2四半期決算について、遅ればせながら、ざっくりとチェックしました。結論的には、思ったほど(株価が下がっている割に)悪くない、むしろ投資に前向きになれる内容でした。(個人的感想です)
国内たばこ事業の業績ダウンを、海外たばこ事業の拡大により補う構図は変わりません。
国内事業の減少は想定内
日本たばこ産業株式会社 第2四半期決算報告より抜粋
【国内たばこ事業 今期のポイント】
RRP市場拡大により紙巻たばこ販売数量は減少するも、当初想定よりも緩やかな減少
前年同期比13.8%ダウン
【トップメッセージより抜粋】
国内たばこ事業の実績についてはRRP市場の拡大の影響を受け、紙巻総需要は前年同期比14.5%の減少、JT紙巻販売数量は前年同期比13.8%の減少となりましたが、年度当初の想定ほどは縮小はしておりません」
私なりの解釈だと、国内たばこ事業における紙巻販売ついては、かなり厳しめの予測をしていたが、想定内で済んでいる、ということでしょう。
業績見込を修正
2018年度の業績見込(全社見込)を、今回修正しています。
・売上収益を当初見込よりも200億円の増収(22,200億→22,400億)
・当期利益を当初見込よりも170億円の減益(3,940億→3,770億)
増収減益の修正見込みということです。
ただし、為替一定ベースでの調整後営業利益は当初見込から変更なし
まとめ
あくまでも個人的な感想ですが、JTはどちらかというと、保守的な予測をする会社だと私は認識しています。RRP(加熱式たばこ製品等)市場におけるJTの今後の巻き返し次第では、国内紙巻たばこの減収分をカバーできるのではないか、と期待しています。
長期的には国内需要は減少していきますので、今後もM&Aで海外展開を加速するのでしょう。
結論としては、増収減益となる公算ですが、為替一定ベースでの調整後営業利益は当初見込みから変更はしておらず、前年度比3.7%増の見込みですので、何としてでもここはマイナスにしたくないという強いメッセージが感じられました。
しかし、株価はどこまで下げるのでしょうか??
2018年9月7日終値
JT(2914)
2865.5円
予想配当利回り5.23%
予想PER 13.61倍
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。